2022年7月29~31日の3日間にわたって開催予定のフジロック。
2020年の開催中止・2021年の国内アーティストのみでの開催を経て、今年はいつも通りの開催のため海外アーティストの参戦が告知。
7月を、心待ちにしている人も多いはずです。
そこで今回は、フジロック2022の中止の可能性はどのくらいなのか、コロナ対策や払い戻しについて紹介します。
フジロック中止の可能性は?
フジロック2022が中止する可能性は低いと考えられます。
フジロック2022が中止する可能性が低い理由
- これまで、台風や豪雨などの悪天候でも中止せず実施してきた
- 2021年に引き続き、コロナウイルス感染対策制定
悪天候でも中止せず実施
フジロック=悪天候は、フジロッカー達の間ではもはや常識と言ってもいいでしょう。
毎年、ほぼ確実に悪天候に見舞われるため、長靴・強度の高い雨合羽・ポンチョなどある程度の装備を整えての参加が安心です。
ちなみに、フジロックで傘の使用は禁止されています。
過去には、道が川のようになる・テントが水没・橋が決壊などさまざまな被害が発生しています。
一部のプログラムが中止したことはありますが、悪天候で全日程中止になったということはありません。
そのため、運営・参加者共々悪天候による被害への経験や耐性があり、ちょっとやそっとでは中止しないと考えられます。
フジロックは山間部で開催。
山の天候は変化しやすく、毎年必ずと言っていいほど雨が降っています。
寝泊まりするテントをケチり、数千円の簡易的なもので参加すると、浸水したり風で飛ばされて壊れたりと大変なことになる可能性も。
キャンプ泊は、3日通しで4,000円と格安なのが魅了です。
しかし、耐水がしっかりとした高額のテントが必要なのである程度の初期投資が必要です。
そのため、キャンプ泊はフジロック初心者にはややハードルが高めと言われています。
初心者の人は、まずは雰囲気を確認するためにもまずは宿泊施設を利用するといいでしょう。
しかし、フジロックの宿泊施設を予約するのは大変です。
フジロック宿泊の穴場施設はどこなのかを押さえて、効率よく宿を確保しましょう。
悪天候を含めて楽しめるかどうかがフジロックを満喫するカギです。
フジロック1997年は失敗?
1997年から開催されているフジロック。
2日間の開催予定でしたが、台風が直撃し豪雨に見舞われました。
フジロック1997で起きた事例
- 雨風がしのげる場所がない
- 装備が不足していた多くの参加者が倒れる
- 会場へアクセスする道が1本のみで、交通は麻痺し何時間も歩く参加者も
- 数時間の立ち往生
- スタッフ数の不足・教育レベルの不足
- 会場までトイレがないため、私有地で用を足す・別荘地内で無許可でキャンプ
など
幸い2日目は晴れたものの、警察や地元自治体からの要請・会場周辺の混乱により2日目は中止となりました。
フジロック2020はコロナウイルスのため中止
フジロックが完全に中止になったのは、2020年が初めてのことでした。
2020年は、東京オリンピック2020の開催延期や世界各国のロックダウンなど、記憶に新しい人も多いと思います。
各イベントが中止に追い込まれ、フジロック2020もコロナウイルスのため中止となりました。
そのため、2020年はYouTubeで2019年のライブ映像を再配信。
投げ銭と言われる、スーパーチャット(スパチャ)は国境なき医師団・ミュージッククロスエイドに寄付されました。
2021年には、フジロック開催以来初めて国内アーティストのみで構成。
また、開催の際にはSNSで「フジロック中止しろ」「フジロックやるの?」という開催を反対する声が上がりました。
フジロック2022では、海外アーティストの参加が決定しています。
2022年は、いつものフジロックを目指して「音楽と自然、そしてコロナとの共生」がテーマに掲げられています。
フジロック2022のコロナ対策
フジロック2022の開催にあたって、2021年と同様にコロナ対策が行われます。
フジロック2022で行われる感染対策
- 会場内は常時マスク着用
- 入場・シャトルバス乗車時に検温を実施
- 大声の歓声や会話を禁止
- モッシュやダイブなど観客同士の接触を禁止
- 場内禁煙(喫煙所での会話禁止)
- アルコールの持ち込み禁止
- 状況に応じて各ステージへの入退場を規制
モッシュやダイブはもちろん、ハイタッチも控えましょう。
こまめな手洗い・消毒や、マスク飲食も感染対策の協力になります!
また、チケット購入時・アプリで来場の際に個人情報の登録が必須となります。
登録した個人情報は、感染経路の追跡や公的機関に提出することを目的にしているので、個人情報の登録をしなければ会場に入場できません。
フジロック2021のコロナ陽性者の確認無し
2021年8月20~22日の3日間開催されたフジロック2021では、例年の3分の1以下の約3万5000人の動員となりました。
フジロック開催1ヶ月後に行われた取材に対して県は、「フジロックの関係者・来場者の感染が県内では確認されなかった。」と回答しています。
フジロック2021で行われた感染対策
- 入場ゲートで検温・消毒
- 体調と個人情報を入力したアプリの提示義務
- 酒類の持ち込み禁止(持ち物検査の実施)
- 酒の販売禁止
- 会場内では常時マスク着用
- 大声・モッシュ・ダイブなど観客同士の接触禁止
- チケットの販売数の削減(希望者に払い戻し)
しかし、フジロック参加者の中にはルールを守らず、酒を持ち込んだり観客同士で接触したりという事態が起きたようです。
参加する際には、きちんとルールを守り感染拡大に努めましょう。
フジロックが内容変更や延期したら払い戻しはできる?
基本的には、チケット購入後の払い戻しはできません。
チケット購入前に確認しておくこと
- 各種注意事項やガイドライン
- コロナウイルス感染状況によって、感染防止対策のため入場条件が変わる場合がある
- ガイドラインの改定・入場条件や制限の変更
フジロックが開催の内容を変更しても返金はできません。
しかし、中止になった場合は払い戻しの対応がとられます。
その際、払い戻しは正規ルートからのチケット購入が条件となります。
正規の販売窓口以外で購入したチケットは、無効となりトラブルや開催中止などの払い戻しができません。
チケットは、必ず正規の販売窓口から購入しましょう。
過去の払い戻し事例
過去の払い戻し事例は以下です。
- 2020年→開催中止
- 2021年→参加に不安のある人・体調がすぐれない人
いずれの払い戻しも、コロナウイルスが理由です。
フジロックチケット払い戻し方法
フジロック2022のチケット払い戻しは、現在行われていません。
しかし、開催中止の際には払い戻し対応が行われます。
2021年に行われた払い戻しの方法を確認して、もしもの時に備えておきましょう。
この他、リストバンド・紙チケット・電子チケットはチケットを購入したプレイガイドの払い戻しフォームからの申請や手続きを行います。
フジロック2022が中止になった場合、正式な払い戻し方法が発表され次第こちらに追記予定です。
フジロック中止の可能性は?のまとめ
フジロック2022が中止する可能性は低いと考えられます。
なぜなら、今まで悪天候でも開催してきた実績・コロナウイルス感染防止対策がとられているからです。
2021年開催1ヶ月後、フジロックの関係者・来場者の感染が県内では確認されなかった。と県が回答している通り、コロナウイルス感染対策についての実績もあります。
参加する際には、充分な備え・ルールを守って楽しみましょう。