2019年に公開され、大きな反響を呼んだトイストーリー4。
日本では、ネガティブな意見が目立つ印象ですが、文化の違いがある海外の反応はどういったものなのでしょうか。
今回は、トイストーリー4の海外の反応や文化の違いで日本とは評価が違うのかを紹介します。
トイストーリー4の海外の反応は?
では、海外の反応をチェックしてみましょう。
トイストーリー4を見て、子どもたちにおもちゃの大切さが伝わったかな?
アンディのように、私もウッディとバズのおもちゃを子供に与えてみました。
自らの道を切り開くウッディに感動しました。
作中にレズビアンカップルが登場していた。
このシーンがどうしても気になってしまう…。
面白く、感動的であった。
なぜ4が存在するのか分からない。
個人主義・何かにとらわれない生き方が評価される傾向が強い海外。
そのため、トイストーリー4に対する評価は、日本に比べてポジティブなものが多いようです。
しかし、一部批判的な意見や同性愛者に対する表現が物議をかもしました。
トイストーリー4では、2人の女性が子どもと仲睦まじくするという様子が描かれています。
このシーンに対して、アメリカ家族協会(American Family Association=AFA)の100人のママ(One million moms)というサイトで、2人のシーンは危険である。という内容の書き込みがされ話題となりました。
日本では、賛否両論のトイストーリー4。
その理由の1つとして、ボニーの存在があげられます。
トイストーリー4のボニーはうざい?嫌いなキャラと感じる理由とファンの声もチェックしてみてくださいね。
トイストーリー4のアメリカでの評価
アメリカの映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」は、映画をトマトでランク付けしています。
ランク付けは、
- Rotten(腐ったトマト)
- Fresh(新鮮なトマト)
- Certified Fresh(認定フレッシュ)
の3つに分けられます。
トイストーリー4はスコア100%という高評価を記録し、サイトで設けられた基準をクリアしCertified Freshの仲間入り。
トイストーリー3は89%、トイストーリー4は94%で前作よりも高い評価です。
また、アニメーション映画初週末興行収入では、歴代4位という結果を記録しました。
一方日本では、Yahoo!映画レビューにおいてトイストーリー3の約4.5点に対して、トイストーリー4は約3.1点と前作より評価が下がるという結果となりました。
文化の違いで海外と日本は評価が違う?
海外のトイストーリー4への反応は、ポジティブなものが多くを占めていました。
しかし、日本では賛否両論。
どちらかというと、ネガティブな意見が目立つ印象です。
新しい価値観を尊重・個人主義の海外に比べて、日本ではみんな一緒が美徳とされ変化を嫌う傾向にあります。
また、キャラクターへの思い入れが強く、3のラストシーンも相まってネガティブな意見が多くなってしまったのかもしれません。
ここからは、トイストーリー4を見た後のネガティブな感想とポジティブな感想を紹介します。
トイストーリー4の結末に納得いかない!アンディがかわいそうでつらいという人は、どうしてそう思ってしまうのかという理由を紹介しているのでこちらの記事もチェックしてみて下さい。
トイストーリー4は胸糞悪いから見ない方がいい?
トイストーリー4を見た後、喪失感や怒りがわいて胸糞が悪いから見ない方がいいという過激な意見も飛び交っています。
おもちゃの現実を描いたと言われていますが、私は現実を見たいわけじゃない…
ファンタジーを見続けていたかった。
いろいろな人の意見があっていいと思う。
ただ、私は受け入れられない。
4なんて存在しないよ。
見てからずっと憂鬱。
3が大好きだから、余計に受け入れられない!
また、トイストーリー4は新しく
- フォーキー
- ダッキー
- バニー
- ギャビー・ギャビー
- ベンソン
- デューク・カブーン
- ギグル・マクディンプルズ
というキャラクターが登場しました。
特に、フォーキーは物語の中枢を担うキャラクターなので登場回数は必然的に多くなります。
一方、ポテトヘッド・ハム・レックス・ブルズアイなど既存のキャラクターの活躍があまりなく、空気的な扱いでした。
いつものおもちゃたちの掛け合いが見られず、寂しいという気持ちから余計に胸糞悪いと感じてしまうのかもしれません。
そもそも、トイストーリー4を見なければよかった!という声もあります。
胸糞に感じてしまう理由を、トイストーリー4は胸糞だから見ない方がいい?賛否両論で見たくなかったという声が多数?でさらに詳しく紹介しています。
トイストーリー4は傑作?
ネガティブな意見とは反対に、トイストーリー4は傑作!というポジティブな意見もあります。
誰が何と言おうと、トイストーリー4は最高傑作だと思う。
今まで注目されていなかったおもちゃの「闇」の部分に注目しているから。
完成度がめちゃくちゃ高い作品!
見ていると、感動・喪失感・戸惑いなどなど、いろんな感情が沸き起こってまさに傑作!
自らの意思で、道を切り開き幸せをつかむ。
人生と同じだなと思えた作品でした。
個人的には、3よりも泣けた作品です。
新キャラも大活躍して、今までとは違った切り口で面白かった!
トイストーリー4の海外版と日本版で分かる文化の違い
トイストーリー4のアメリカ版と日本版のポスターは異なります。
アメリカ版は、ウッディ・バズ・ボーの3人が意志の強さを表したようなキリリとした表情です。
一方日本版は、夕焼け・遠目に写っていて少し寂しげな印象のポスターです。
同じ映画のポスターですが、アメリカ版では自立して力強く生きていく姿にフォーカスし、日本版では仲間と離れた寂しげな姿にフォーカスしています。
それぞれの国民性や考え方がよくわかるポスターになっているのではないでしょうか。
トイストーリー4の海外の反応は?のまとめ
トイストーリー4の海外の反応は、ポジティブな意見が大半を占めています。
しかし、一部過激な意見も飛び出し話題を呼びました。
映画を見た感想や、トイストーリー4のポスターを見比べてみると、海外と日本の反応や文化の違いがあるということが分かりました。
文化の違いで意見が異なるというのは当たり前ですが、日本と意見が真逆なのは考えさせられますね。