オリンピック競技のカーリング。
カーリングストーンの間を器用にすり抜ける選手たちですが、ふと蹴ってしまうことはないのか?と疑問に思うこともあるかもしれません。
カーリングはストーンの位置が重要な競技なので、
・カーリングストーンを蹴ったらどうなる
・カーリングストーンに触れたらどうなる
のか疑問にお答えしていきます。
カーリングストーンを蹴ったらどうなる?
テレビで放送される試合に出場する選手は、練習を積み重ねカーリングストーンの位置をしっかりと把握しているので蹴ってしまうことはそうありません。
しかし、レベルの高い選手であっても人間。
カーリングストーンに触れてしまうことがないとは言い切れません。
実際の試合で起きたトラブルを紹介します。
もしも、カーリングストーンを蹴っても、減点などの罰則はありません。
動いているカーリングストーンを蹴ったらどうなる?
滑り続けているカーリングストーンを蹴った場合の選択肢は以下です。
- 蹴って(触れて)しまったカーリングストーンを無効にする
- 蹴って(触れて)いなければこうなっていただろう、という予測を相手側の判断に任せる
- そのままにしておく
上記の方法から、ストーンを蹴られたチームが選択します。
ただし、投げて滑走している状態のストーンを、蹴ったりブラシに当たったりした場合はストーンを止めて無効扱いとなります。
動いていないカーリングストーンを蹴ったらどうなる?
もしも、静止している状態のカーリングストーンを蹴ってしまったら、
- 元々ストーンがあったと考えられる場所にすべて置き直す
- そのままの状態で試合を続行する
という選択ができます。
カーリングストーンが動いていても止まっていても、どちらの状態であっても減点や罰則は受けません。
どのような選択をするのかは、相手チームにゆだねられます。
カーリングストーンが誰かに当たった場合はどうなる?
動いる状態はもちろん、止まっている状態でもケガをしてしまう可能性があります。
オリンピック競技に使用されるカーリングストーンの重さは、20kg。
伝統的に、花崗岩を使用しています。
かなりの重量があるので、当たった部分は内出血や打撲などが考えられます。
カーリングは滑りやすい氷の上で行う競技なので、バランスを崩し転倒した衝撃でさらにケガをしてしまうかもしれません。
また、停止しているカーリングストーンを蹴り上げると最悪の場合、骨折という可能性があります。
カーリングストーンを蹴ったらどうなる?のまとめ
試合中にカーリングストーンの位置が動いてしまっても、減点など罰則はありません。
そのままにしたり、置き直したりという対応がとられます。
カーリングストーンを蹴ったらどうなるかを知っていれば、試合中のトラブルも冷静に見守れます。
決勝を迎えるカーリング日本代表チームから目が離せません。